親睦活動

友美会の報告

 わが東京西北ロータリークラブは歴史を重ね、この4月に創立60周年を迎えることになりました。人間で言えば還暦を迎えたわけで、この記念すべき年に際し、会員、家族による「友美会展」をギャラリー椿にて開催することになりました。

 今から37年前、当時の親睦委員長であった小島宏会員がご自分のビルの一室で西北ロータリークラブの仲間による美術展を開催したのが友美会の始まりであったと記憶しています。この当時は会員に芸術家が多く、長唄、能、音楽、建築、デザインなど、特に邦楽には人間国宝が4人もいるなど、多士済々のメンバーが所属しておりました。

 美術でもお二人の会員、宮永岳彦画伯、三上隆画伯がおられ、三上画伯を中心にお絵かき教室も開かれ、会員、ご家族が絵を習ったり、声楽家の立川澄人会員の指導の下にコーラス部が出来るなど、数あるロータリークラブの中でもひときわ文化の薫り高い、格調あるクラブとして知られておりました。

 その伝統を受け継ぎ、「友美会展」が数年に一度開催され、油絵、日本画、陶器、写真等の会員の傑作が出品されるとともに、秘蔵のお宝など目を楽しませる作品が数多く出品されてきました。

 今回はわがクラブが支援している武蔵野東高等専修学校の生徒さんの力作も併せて展示しました。感性豊かな作品は、見る人の心に深く刻まれたのではないでしょうか。

 さて、わがクラブ会員は、西生家所蔵の犬養毅の書の横には負けずとも劣らない、吉田滋会員の90歳の味わい深い書、奥田陽一会員の雄渾闊達の書、相田武文会員の9メートルにわたる狂草書(中国の名僧が酔って書いた書を手本)の大作。

 今まで登場しなかったジャンルでは、白川保友会員の鉄道模型で、着色から全て自作で、数百の自作の鉄道模型があるというから、さすがJR出身の筋金入りの鉄ちゃん。

 写真では浅野真会員の船旅の写真、大関健一会員の中国奥地の石窟やサハラ砂漠などめったに行くことのない風景写真。水彩パステル画は先日私どもで個展をした西本正会員、旅行でお世話になっている星川真砂子さんの力作が並ぶ。

 所蔵品では西生建会員の犬養毅の書、田中敬皓会員所蔵の高価な薩摩切子、渡邉康平会員のご母堂の日本画や著名作家のコレクション、永島康雄会員の友人でタレントの清水アキラ氏の油彩。私も負けじとダ・ヴィンチ、レンブラントと名前だけはコケ脅かしの版画。以上名品・珍品が数多く会場に並び、来場者の心を和ませたと思います。

 終えて、会場を移し、うどんすきの懇親会。30名の参加による大宴会となり、高山真行会長の閉めの言葉では、夜間例会より出席率がいいとのことで、親睦の輪を拡げる素晴らしい会となりました。

椿原弘也

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