親睦活動

台 湾 の 旅

<2月28日>羽田⇒台北⇒高雄

親睦旅行のときのお決まりの心配事は、雨を降らせる能力をお持ちの、I会長とTガバナー補佐の存在、そして最近では筆者にもその能力があるのではないかとの噂も聞えてきており、とても天気が心配されておりました。前日までの予報では全ての旅程での降水確率は10%以下。台北到着間際の機内アナウンスでも現地は曇り空とのこと。これは今回の旅は問題ないぞと、と思ったのも束の間、台北に到着しバスに乗り込んだ途端、夏の時期でもこんな豪雨はないというくらいの雨が降り、我々を出迎えてくれました。やはり期待は裏切りませんでした。

その後無事に高雄に到着し、しばらく市内を観光した後、親善会議がおこなわれるホテルにチェックイン。市内のレストランで夕食を済ませ、高雄で一番有名な六合夜市に。台北の夜市と比べると小ぶりですが、全長350メートルをひしめくように立ち並ぶ屋台群は、往復するのにはちょうど良いサイズ。そして独特のあの匂いと怪しい魚介類が並び、西生会員しかめっ面。

<3月1日>高雄                      

2日目は今回の訪台一番の目的である日台親善会議です。お昼まで各自観光や買い物など自由に過ごした後会場入り。1,000人近くの日台ロータリアンが集まるのは圧巻、大会の中身は、先行して椿原ガバナー補佐が週報にて報告されましたので割愛いたしますが、台湾ロータリアンたちからのおもてなしのエンターテイメントの歌や踊り、そして美味しい台湾料理が次から次へと運ばれ、一同大満足の一夜を過ごしました。ところで、この旅でほぼ毎度のように登場してきた、怪しい顔をした魚を丸揚げし、あんをかけて食すこの料理、最後まで魚の種類がわからないままでした。ご存知の方教えてください。

<3月2日>高雄⇒台南烏山頭(八田ダム)⇒阿里山          

3日目、チェックアウトを済ませ高雄を後にし、2時間ほどかけ八田ダムまでバスで移動。台湾で最も尊敬されるとも言われている八田與市が、東洋一のダムを造り上げる間に過ごした集落を再現した記念館とダムを見学いたしました。ダムに行く途中の與市像が昨年、心無いものに首を切られるという事件があったため、修復を終えた像には立ち寄ることが出来ませんでしたが、なんとなく遠くにいる與市と一緒に写真撮影。約10年前にもここを訪れたという多村会員は、この地の公園整備の発展ぶりに驚いておりました。
その後バスで阿里山に移動、標高約2,500メートルの国立公園は、今大注目の観光スポットになってるとのことでした。到着すると、この時期はちょうど台湾桜が満開で、一足先に観桜会を楽しめました。その後樹齢が3,000年を超えるような台湾ヒノキなどが立並ぶ散策コースを散歩し、マイナスイオンをたっぷりと浴びたせいか、心なしか、みな優しい表情になっておりました。

<3月3日>阿里山⇒嘉儀                       

この日は朝4時に起床、阿里山鉄道で祝山駅を目指し、御来光を拝みに行こうという企画。こんなに朝早いというのに駅にはすでに大勢の観光客がごった返しており、満員列車に乗り込み山頂までの30分間、ひたすら揺れに耐え山頂駅に到着も、日の出まで一時間待つとのこと。待っている間とにかく寒い、台湾の旅では特に防寒着なども用意してこなかった。油断していた。ふと、ガイドのシュウさんを見ると、にこやかに過ごしているではないか、近づいてみると売店脇のスープ売場の暖気のおこぼれをもらっていたのだ、ずるい、とばかりに皆で固まり暖を取る。

やっと御来光の時間がやってきた瞬間、厚い雲が流れてきて、なんとなくボンヤリと明るくなり終了。みな無言でホテルに戻りチェックアウト。

いざ嘉儀へ! バスで山を下りる途中、阿里山名物の烏龍茶店に立ち寄り、様々な種類のお茶を試飲、香の楽しみ方や飲み方のレクチャーを受けながら採取標高の違う種類のお茶を楽しんだ。

その後、週末にランタン祭りを開催する嘉儀に到着。昨年6月にオープンした嘉儀故宮博物院南院を見学するも、祭りのせいか、とにかくすごい人、人でありました。

ホテルで夕食を済ませた後、ランタン祭りへ。年に1度の大イベントだけあって、国内外からとても大勢の人々が集まり、車も人も物凄い量。そんな中、集合場所で多村会員とはぐれてしまう小事件発生。

一足先に翌朝の早い便で帰国する井部会長と西生会員の新幹線の出発時刻が迫る中、ギリギリまで待つが、やむなく佐々木と星川添乗員を残し、新幹線駅に出発も、途中の渋滞、そして駅の中に規制がかかっており入れなく、井部会長と西生会員が数百メートルを猛ダッシュ、重いスーツケースを担いで階段を駆け上がり、発車3分前に乗車に成功。その後、我々も多村会員との感動の再会を果たし、無事にホテルに戻りました。本当に長い長い1日でありました。

<3月4日>嘉儀⇒台北⇒羽田

ホテルをチェックアウトし、バスで移動、昨晩あれだけ大渋滞していた道路がすっかりと静かになり、スムーズに新幹線嘉儀駅に到着。昨晩、井部会長と西生会員が駆け上がった階段をのんびり歩いて新幹線に乗車。

台北に到着しバスに乗り、定番のお買い物と今日本人に大人気のパイナップルケーキ店に行き、田中会員が爆買い。そして台湾が誇る高層ビル「台北101」へ。ティンタイフォンで小籠包コースのランチを食す。台湾滞在中は定番中華ばかりを食べてきた我々にはとても新鮮。アツアツの肉汁スープがたまらなく美味しかった。

バスに乗り込み空港へ向かう途中、またしてもポツリと雨のお見送り、流石、雨を呼ぶ集団でした。

出国手続きをしていると、小関会員の長男友禅君の入国記録がないとのこと、おそらく入国の際に同じ顔をした3人が並んでいたので審査官も訳が分からなくなったのでしょう。そして全日空の特別顧客である渡邉会員の恩恵で、全員がVIP扱いで無事に帰国いたしました。

今回の旅では過去にあったような劇的な事件などは起こらなかったのですが、皆さん過酷なスケジュールも軽くこなしていただき、楽しい旅になったと思います。皆様お疲れ様でした。

親睦活動委員長 佐々木 央

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